長良川の鮎はなぜ特別なのか?~御料場と宮内庁鵜匠~

初夏から秋にかけて長期間の旬が楽しめるのが「鮎(アユ)」
そのなかでも「長良川のアユ」は、ひときわ特別な存在です。実はこの川、日本で唯一、宮内庁の御漁場(ごりょうば)として指定されている場所。つまり、天皇陛下に献上されるアユが、今もここで獲られているのです。

しかも、そのアユを獲るのは「鵜飼(うかい)」によって。ここがさらに驚きのポイント──長良川の鵜匠(うしょう)は、宮内庁に属する国家公務員なのです。すでにこのホームページでも紹介していますが、あらためて。。。

えっ、本当に? と思うかもしれませんが、これは事実。岐阜市の鵜飼観覧船事務所に所属する6名の鵜匠は“式部職”という宮内庁の部署に名を連ねる“官職”を持つ人々で、伝統を守りつつ、現代の公務を担っています。

御料場としての長良川では、毎年夏、厳選されたアユが御所へと献上されます。香り高く、姿が美しいことがその理由。長良川は水質の良さでも全国的に知られており、その清流に育つアユは“香魚(こうぎょ)”の名にふさわしい逸品です。

私たち毎日SPC(岐阜県魚苗センター代理店)も、この長良川流域の恵みを受けたアユを扱っています。鮮度管理や冷凍技術を通じて、夏だけでなく年間を通して、この“日本一格式あるアユ”をお届けしています。

観光としての鵜飼も魅力ですが、「御漁場」や「宮内庁鵜匠」という文脈を知ると、アユという魚に対する見方もぐっと深まるはず。季節を超えて語れる食材、それが長良川のアユなのです。まだまだ寒い日が続きますが、岐阜県魚苗センターの水槽では、仔魚(アユのこども)がすくすくと育っています。
写真は、宮内庁ホームページより。