早くも、2024年も1か月が過ぎました。
10~11月にかけて採卵し、孵化した仔魚(しぎょ)もすっかり魚らしく 成長してきました。岐阜県魚苗センターでは、4月の稚魚の出荷に向けて仔魚の選別作業中です。因みに写真は、先月撮影した、孵化したばかりの仔魚です。と、言っても小さすぎて良く分からないですよね。とにかく肉眼では判別できないくらいの小さくてデリケートな命の誕生です。
したがって給餌(エサづくりや投入のタイミングなど)方法も細かく決められています。この給餌作業の他、岐阜県魚苗センターでは、孵化直後の飼育水に、自然界と同様の16℃程に維持した海水を用いる等、最終的に出荷するまでの期間、「アユの生活史を可能な限り再現する」という飼育法が他所では見られない大きな特徴です。一方で、このようにシステム化された最新の屋内施設とはいえ、やはり人の目と手といった熟練の技が飼育には絶対不可欠なんです。生き物を扱い、そして、貴重な命を頂き、それを皆さまの手元にお届けするわけですから、当然といえば当然ですよね。これからも岐阜県魚苗センターの進化は続きます。。。
さて、ワンちゃんは、以前にもご紹介した、岐阜県魚苗センターの看板犬「五郎丸」です。今は、寒いので事務所棟の玄関で番犬しています。といっても、撫でられるのが好きなので、是非、会いに来てあげてください!