岐阜県魚苗センター × 岐阜農林高等学校の 「ぶつ切りゴロンゴロン鮎ぞうすい」

今回は、私たち岐阜県魚苗センターと岐阜県立岐阜農林高等学校(動物化学科)との共同開発で生まれた「鮎雑炊」のご紹介です。
商品名に・・「ゴロンゴロン・・」とあるように、岐阜県魚苗センターの自慢のアユが1パックに、なんと! 1.5尾も入っています。まだ、県内の一部のお店でしか販売していませんが、これから近隣県はじめ全国で販売できればと思っています。

岐阜農林高校は、創立120年を超える県内屈指の伝統ある農業高校で、現在7つの専門学科において、産業界とタイアップした商品の生産や開発など様々な探究活動を行っています。「鮎雑炊」の商品化もその一環です。今回ご協力いただいたのは、動物化学科の皆さんで、畜産や動物バイオの研究から食品の企画、製造などを学び、動物の飼育や食品開発のスペシャリストになることを目指して勉学に励まれているようです。


岐阜県魚苗センターの鮎につきましては、このホームページ内で、何度もご説明してきましたので、詳細説明は割愛しますが、とりわけPRしたい鮎の品質については、この分析表をご覧ください。毎年、天然の海産系種苗から、完璧な飼育環境を経て育つ鮎はF1種(※)のみ。国内で養殖されている中でも、最上級品質といっても差しさわりのない鮎に育ちます。
(※)天然のアユをF0とし、これを親として、採卵受精し育てた世代交代数が1回の 種苗をF1と言います。数字は世代交代の回数で、一般的な養殖アユは、この数字が不明なものがほとんどではないでしょうか。

さて、雑炊といえば、「お米」も味の決め手になりますが、ここでは、「ハツシモ」という岐阜県由来のブランド米を使用しています。岐阜県には、日本アルプスに端を発する、木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)が美濃地方に注いでいますが、「ハツシモ」はこの地で誕生しました。「ハツシモ」の特長は、大粒の晩成種で、初霜の降りる頃までじっくり育てられ、これが名前の由来にもなっています。ご飯の見栄えや歯ごたえのある食感がすばらしく、年間を通じて品質・食味が安定しています。
この鮎雑炊を県内はもとより、全国の皆さまにお届けできることを楽しみにしております。